フランス対アルゼンチン 勝負を分けたポイントとは?
フランス4-3アルゼンチン
とても素晴らしい試合でしたね!!
ベスト16からハイレベルな試合を観ることが出来るとは思いませんでし!!
試合展開としてはフランスが先制し、アルゼンチンがその後逆転しましたが、フランスが逆転し返し、アルゼンチンが最後まで食らいついたと言った内容でした。
最終的には僅差の試合でしたが、果たして何が勝負を分けたのでしょう?
このようなフォーメーションで両チームスタートしました。
アルゼンチンはメッシがセンターにいますね。恐らくメッシの守備を最大限に軽減したのだと思います。
フランスは中央にカンテ、左サイドにマテュイディを配置しています。これは中央のメッシをカンテが、メッシはよく右サイドに流れるのでそこをマテュイディが抑えるという狙いです。
まずはフランスの得点シーンの前の場面ですが、この図が示す通り7番のバネガがフリーです。ハーフスペースを完全に締めているフランス守備陣に対していくらメッシと言えど不用意な仕掛けです。案の定メッシはボールロストし、バネガはコントロールミスを犯し、エムバペに拾われます。
あとはもうエムバペが速い速い笑
これで得たPKをグリーズマンが沈めてフランスが先制に成功します。
これは前半28分のシーンなのですが、ジルーが引いてCBを食いつかせてできたスペースをエムバペが突いています。前半はこういったジルーのポストを活かしたゲーム展開をフランスは行なっていたと思います。ジルーの恩恵を受けたグリーズマンはフリーになりやすく、エムバペはスピードを活かせていました。
そして前半41分にディマリアのスーパーミドルでアルゼンチンは同点に成功したのですが、その時解説者がフランスの失点の原因がラインが低かったと仰っていました。アルゼンチンのコーナーキックの流れからの守備なので、どうしても守備ラインは深くなります。ディマリアはフリーでスーパーミドルを突き刺すことになります。
そして私が注目したのはここです!!
この2番のメルカドがマテュイディをブロックしたことで、ディマリアへのシュートブロックが遅れたのです!!
ディマリアがフリーでシュート出来たのはここにあると思われます。
後半のアルゼンチンの逆転のシーンですが、エリア内でメッシに左足を振る時間と余裕を与えたこと、パバールがボールウォッチャーとなり、ラインを上げられなかったことがこの得点が生まれた要因です。
しかし、このあとこのパバールが美しいゴールを決めます。
あまりにも美しいのでまだ見てない方は動画でご覧下さい。笑
ただ単純に凄いので説明不要です。笑
是非ともYouTube でPavardと検索してみて下さい。
続いてフランスの逆転のシーンですが、エムバペえげつないですね。笑
ファーストタッチした後ツータッチ目でDFを完全に置き去りにします。
PKを獲得した場面で見た様に長い距離のダッシュも速いですが、短い距離のダッシュの速さ、キレ、異次元なんですよね。笑
とにかく何もかもが速い!!笑
フランスの決勝点のシーンです。
グリーズマンのポストプレーでマテュイディ、ジルー、エムバペの3人が前を向いてスピードアップし、数的同数で攻撃することが出来ました。あとはジルーがボールを受け、エムバペが流し込むだけでした。
このゴールもトップスピードで走ってきて、グラウンダーでサイドネットに確実に流し込むのですがら、19歳恐るべしです。笑
ATに最後はメッシの素晴らしいアーリークロスからアグエロがヘッドで合わせて諦めない姿勢を見せましたがタイムアップ。
そしてこの試合の勝敗を分けたポイントは…
ズバリ!エムバペ!!笑
エムバペは2ゴール挙げただけではなく、アルゼンチンにイエロー3枚出させた上に、その異次元なスピードで終始脅威的な存在でした。
アルゼンチンは後半にファシオを投入し、ジルーの高さを抑えにいくことは出来ましたが、最後までエムバペのスピードに対して対策を打つことは出来ませんでした。
今回はとても長い記事になってしまいました。
最後まで読んで頂きありがとうございます!